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人の身体(からだ)は、一見五体満足に見えていても、真の五体満足には程遠いものなんです。
しかし、ほとんどの人がこれに気づいてはいないのです。「なんとなく自分の意思通りに動いて
さえいれば…」といった程度にちがいありません。 「からだが固くなるのも、大人になれば仕方
ないこと…」といってあきらめてしまっている人がほとんどでしょう。
確かに人は生まれた時から成長に伴い、からだは固くなっていきます。赤ちゃんのからだが本当
にフニャフニャなのは、誰もが知っていることですよね。では、私たちはそのフニャフニャを「維持
してみよう!」なんて思ったことがあったでしょうか?きっとないはずです。
もしも、みなさんの中でフニャフニャを維持する努力を重ねてきた人がいたとしたならば、その人
は病気や怪我などは、ほとんどしないで今まで生きて来れたはずです。からだの隅々に至るまで、
自分の思うままに自由自在に動かせるはずですから、きっと毎日ハツラツと楽しく生きていらっしゃ
ることでしょう。
では、今までそんなことにはまったく目をむけてこなかった人たちはどうなるのでしょうか?
「あきらめ…?!」そんなことはありません。今からでも、いつからでも、復活させることができる
んですよ。ただ、赤ちゃんのからだというわけにはいきませんがね。
それでは、真の五体満足なからだとは、どういったものかをご説明します。
人のからだは、約200個の骨と約400個の関節、そして約650個の筋肉で出来ています。
それら全てが上手に動かせられれば完璧ですが、そこまでたくさんのものを動かすことは、
とうてい無理でしょうし、そんなに多くのパーツでできていることさえ初めて知ったという人が
殆どでしょうから、もう少し大きい分け方で考えて みましょう。
T.頭と首
U.肩と胸(横隔膜から上)
V.腕と手
W.背中と骨盤
X.下腿と足
といった五つのグループに分ければどこを言っているか解りますよね 。
人は2足歩行動物ですから、それを支える要となる骨盤が基準となってきます。
もともと、人は骨盤が左右どちらかに歪んで生まれてきます。その状態のまま歳を重ねて、筋肉
が硬直し、関節が固まってしまい、完全なる歪みの完成となるわけです。 成長の途中で2足歩行
をする為に股関節や背中の筋肉に頑張りを入れ固めてしまうのが始まりだと思っていただければ
結構です。でもまだ、筋肉ができあがる前の小学生まではまだ固くはなっていません。
ではどうやって立ったり歩いたりしているのでしょ うか? それは、バランスで立ったり歩いたり
しているのです。逆に考えれば、バランスさえよければ、最低限度の筋力で十分に立ったり歩い
たりできるのです。つまり今現在みなさんは、過剰なる筋力でからだを支え立っているということ
になりますよね。余分な力を使っていれば、疲れるのも当たり前だと理解してください。
では、どうしたらバランスよく、しかもからだを柔らかくすることができるのでしょうか。
からだを柔らかくすることは、本当は以外と簡単なことなんですよ。暇さえあればからだの各関節
を動かしてやるだけでいいのですから。「まさか、そんなんでからだが柔らかくなれば苦労しないよ」
と今、おっしゃいましたか?でも、みなさん本当に各関節を動かしてますか?殆どの人が全関節の
一割に満たないところだけしか動かしていないと思います。
ものは試しにテストでもしてみますか?自分のからだの関節を動かしていると思えるところを
指でさしていきながら、数えてみてください。どうですか?いくつありましたか?
50個言えればいい方じゃないでしょうか?50個数えられた人でもからだの1/8しか使ってい
ないことになりませんか?つまり、あと50個感じ取れるだけで、1/8が1/4になるわけですから
割合から言えば、今の2倍からだが柔らかくなるということですよね?この2倍という差は、
からだの各関節を認識して動かしたか、ただなんとなく動かしたかの違いです。
大リーグにとてもいい見本の選手がいますよね。これだけ言えばピンときた人はかなりいるん
じゃないでしょうか?そうですイチロー選手です。
イチロー選手は四六時中、からだをクネクネどこかしら必ず動かしていますよね。あれが柔軟度
を維持し高める為の方法なんですよ。ストレッチや体操だと面倒くさいと言う人でも、関節を意識
したままクネクネ、グニャグニャさせておけばいいのですから。そのうち無意識にでもやれるよう
になりますから。そ して、ある程度柔軟性が取り戻せたら、次にはからだのセンター作りという
ことになります。
これはまた次の機会にお話いたします。まずはクネクネ、グニャグニャをトライ してみてください。
えっ?なんですか?「話の中にゴルフのことが一つも出てない!」と 誰かおしゃいましたか?
空耳ならよいのですが…。 お忘れになってもらっては困りますが 、あくまでゴルフも運動ですか
らね。運動するのは、みなさんご自身のからだで、他人のものではありませんからね。どんなに
ものすごい完全無欠なスイングの理論を覚えても、それを正しくからだが表現(受け止められる)
できなければ全くもって意味をなさ ないのですから…。ここがゴルフ上達の天国へと繋がるドア
のキーとなりますので、くれぐれもお間違いのないように…すべての方のゴルフ上達をお祈りして。
ドリーム Hideki Hara